水と健康
スポーツ界で注目の水分補給 ウォーターローディング法
ウォーターローディングとは、スポーツの世界で注目されている水分補給方法です。試合前の一定期間、毎日1~1.5ℓの水を少しずつ摂取することで、体を常に水で満たしておきます。すると、試合中、発汗により水分を失っても、運動能力の低下を防ぐことができるという方法です。個人差はありますが、内臓に負担をかけないように、1回の摂取量は250mlが目安です。
マラソンランナーが試合中に水分を補給する場面が見られますが、ウォーターローディングはこれを発展させたものと言えます。
運動によって排泄される汗にはミネラル分も含まれています。運動中のパフォーマンスを維持するためには、カルシウムやナトリウムが必要になります。そのため、ミネラルバランスの良いミネラルウォーターを飲むのがおすすめです。ただし、ミネラル含有量が多すぎても、ミネラルの一部を体外に排出してしまいます。逆に、ミネラルの少ない軟水では必要なミネラルが摂取できません。ウォーターローディング法には、硬度300くらいの硬水が最適です。
参考文献
『水の健康学』(新潮社) 著者:藤田紘一郎

監修:藤田 紘一郎
1939年生まれ。東京医科歯科大学医学部を卒業し、東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了。東京医科歯科大学名誉教授。専門は寄生虫学と熱帯医学。著書に『万病を防ぐ「水」の飲み方 選び方』(講談社+α文庫)、『知られざる水の「超」能力』(講談社+α新書)、『水の健康学』( 新潮選書) 、『ミネラルウォーターの処方箋』(日東書院)などがある。









