種類と成分殺菌処理の方法で分類される、
日本のミネラルウォーター

人間の身体の大半が水であるのと同様に、地球の約2/3を水が占めています。また、人の体液と海水の成分が近いことも、不思議な共通点だといえます。  地球上の水のうち、97.5%を占める海水は飲むことができません。約2%は氷河と地表水で、飲用するには処理が必要です。残りのわずか1%以下を占める地下水のうち、処理をせずに飲むことができる水があります。この地下水の一部が「ナチュラルミネラルウォーター」なのです。

地上に降る雨や雪は、様々な道を辿り、その歩む道のりにより水質、純度、味が構成されていきます。地下水となった水の一部は、大自然のフィルターを長い年月をかけてくぐり抜け、不純物が取り除かれると同時に自然なミネラル成分が与えられます。このため、天然の水「生水」には、様々なミネラルが含まれているのです。しかし、水に含まれるミネラルは、殺菌処理をすると減る可能性があります。

農林水産省が発表しているミネラルウォーターの品質表示のガイドラインでは全ての水に殺菌処理を義務づけ、容器入りの飲料水を「ミネラルウォーター類」と呼び、殺菌処理の方法により4つに分類しています。

1.ナチュラルミネラルウォーター:
ナチュラルウォーターの中でも、ミネラルをもともと含む地下水を原水とした水。処理方法はナチュラルウォーターと同じく、沈殿、ろ過、加熱殺菌に限る。日本で一般に「ミネラルウォーター」と呼ばれるタイプ。

2.ナチュラルウォーター:
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の物理的、化学的な処理を行っていないもの。

3.ミネラルウォーター :
ナチュラルミネラルウォーターの中でも、品質を安定させるためにミネラルの調整やばっ気、複数のナチュラルミネラルウォーター混合、紫外線やオゾンによる殺菌、除菌などの処理を行っているもの。

4.ボトルドウォーター:
1~3以外の飲料水。例えば、純水、蒸留水、水道水など。処理方法の制限はなく、大幅な改変を加えてもよい。

日本のミネラルウォーターは、全て殺菌が義務づけられていますが、ヨーロッパでは逆に「殺菌しないこと」が義務づけられ、殺菌処理した水はナチュラルミネラルウォーターと呼べません。なぜなら、殺菌のためとはいえ、加熱すると水の組成は変わり、本来の水が持つミネラルやおいしさの元ともいえる酸素や炭酸ガスがなくなってしまうからです。安全面の問題をどうクリアしているかなど、ヨーロッパのミネラルウォーターについての詳細は、「「水」の先進国ヨーロッパの日本とは異なる“良い水”の基準」をご一読ください。

参考文献
『万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方』(講談社+α文庫) 著者:藤田紘一郎

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